【ihme】 「都市の詩をまとう」——井頭愛海 × 高井千帆が纏う、静かな強さと可憐さのミクスチャー

高層ビルに囲まれた静かな屋上。
いつもより少しだけ時間の流れがゆるやかに感じられる場所で、
井頭愛海と高井千帆が、ふわりとその世界に降り立つ。

柔らかなチュールに包まれて、
静かに、でも確かに感情を語るふたり。
この空気にただよう美しさに、今、そっと耳をすませてみて。

ふたりでつむぐ、無言の物語

言葉がなくても伝わることがある。
視線を交わすだけで感じられる想い。

都市のざわめきが遠くなっていくこの場所で、
ふたりはただ、佇むだけで絵になる。
まるで一篇の詩のように。

黒とブラウン、それぞれの色を纏いながらも、
どこかで響き合っている。
まるで異なるメロディが、やさしくハーモニーを奏でているみたいに。

チュールに込めた、こころの揺らぎ

(高井千帆)黒のチュールは、影のようでいて、風のよう。
フーディにふわりと重ねられたその軽さが、
モノトーンに柔らかさを添えてくれる。
「守るために強くなる」——そんな想いをまとっているようにも見える。

(井頭愛海)深みあるブラウンに包まれて。
同色のチュールがいくつも重なり合い、
まるで心の層をそのまま形にしたよう。
触れたくなるほど温かく、でも簡単には届かない、
そんな“遠さ”が魅力になっている。

チュールのひとつひとつが、感情の粒のようで。
ふたりがまとうのは、ただの服ではなく、
いまこの瞬間の「心」そのもの。

沈黙のなかで、語りかけるふたり

ふたりが交わす視線、立ち姿、服の動き。
そのすべてが、静かに語っている。

「わたしはここにいるよ」と。
「あなたも、きっとどこかで揺れてるよね」と。

そのやさしさに満ちたビジュアルは、
誰の心のなかにもある“静かな部分”にそっと触れてくる。

井頭愛海と高井千帆が見せる、強さとあたたかさの共存。
都市の片隅で咲いたふたりの詩は、
今日も誰かの胸の奥で、やさしく響いている。

MODEL_Manami Igashira(OSCAR PROMOTION)/ Chiho Takai (STARDUST PROMOTION)
PHOTO_Kiruke
STYLE_Reica Ijima
HAIR & MAKE DIRECTION_Kazunori Tanimoto(COVER HAIR)
HAIR & MAKE_Chinatsu Munakata(COVER HAIR)
HAIR & MAKE_Kanon Kimura(COVER HAIR)

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