池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香 写真家3名のアーティスト・コレクティブによる、ポートレートを中心とした展覧会が開催

ギャラリー「ガーディアン・ガーデン」(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F)で、2022年2月8日(火)~3月19日(土)の期間。池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香展「whereissheus」(ウェアイズシーアス)を開催。また、2022年2月15日(火)19:10~20:40には、光田由里氏(美術評論家)と、池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香によるトークイベントを実施。

池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香展「whereissheus」について

池崎一世は、人との関係性や家族のあり方をテーマとする作品で第5回写真「1_WALL」ファイナリストに選出され、佐藤麻優子は、人生に対する焦燥感や等身大の感覚を表現した作品で第14回グランプリを受賞し、染井冴香は空虚な世界を表したインスタレーションで第13回ファイナリストに選ばれました。
本展は、写真家3名のアーティスト・コレクティブによる、ポートレートを中心とした展覧会です。学校、公園、ホテル、自宅近くの森、ニュータウンなど、過去の記憶から連想される場所で場面をセットアップし、自身や互いを被写体に時にはカメラを交換しながら撮影を行いました。写真という共通項から繋がり意気投合した3名が、2019年から緊急事態宣言期間を挟み約2年もの間、対話を幾度も重ね相手の中に自らを見るような体験をしながら、それぞれの視点で制作した作品を展示します。
写真の中に登場する作家自身は、自分ではない他者の役割を演じ、演劇性を内包しています。また家族の中での父、母といった役割や、恋人、労働者、女性、男性、子ども、大人などを示唆することにより、社会規範が求める様々な枠組みに対する強烈な違和感を発しているようにも解釈できます。
対話を基に互いの記憶を混じり合わせながら、他者に成り代わり、誰がというわけでもなく撮影をするという一連の行為を写真として実在させることは、それらを肯定も否定もせずただ静かに見ている視点の現れかもしれません。

開催概要

企画展名:
池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香展「whereissheus」

会期:
2022年2月8日(火)~3月19日(土) 11:00〜19:00
日曜・祝日休館 入場無料

主催・会場:
ガーディアン・ガーデン

トークイベント:
2022年2月15日(火)19:10~20:40
光田由里氏(美術評論家)と、池崎一世・佐藤麻優子・染井冴香によるトークイベントです。
参加無料・要予約・オンライン配信 詳細はウェブサイトへ http://rcc.recruit.co.jp/gg/

ご来場時のお願い:
ギャラリー入口で体温測定、手指消毒、マスク着用のご協力をお願いします。ご来場者様同士の社会的距離2mを確保いただき、37.5℃以上の発熱、咳・咽頭痛、全身倦怠感などの症状がある方は来場をお控えください。来場者多数の場合は入場制限を行うことがあります。

作家あいさつ

池崎一世
私たちは生活環境も歳もばらばらですが制作における意思決定や計画などを補完し合いながらやってきました。それはアイデンティティーについて考えることになりましたが、これもあくまでわたし個人のセンチメントであって、各自が写真や現場についてそれぞれの思いや考えを持っていると思います。そういった多様な同価値のものの集まりが現実であるような、そんなことをあらためて実感する経験でした。

池崎一世 Ichiyo Ikezaki
女子美術大学絵画科洋画専攻卒業。NY市立大学ラガーディアコミュニティーカレッジ メンタルヘルス科卒業。第5回写真「1_WALL」ファイナリスト、Culture Centre参加。

佐藤麻優子
これはとても曖昧な展示だと思います。写真を通して繋がった、3人の展示です。私達は生い立ちも年齢も性格も考え方も違う人間です。しかし、それぞれがこれまで撮ってきた写真を観たときに、古くから相手を知っていたような、なにか深いところで繋がっているような、不思議な感覚がありました。それが何なのかは、制作し終えた今でもわからないままです。
お互いの記憶や経験が溶け合っていくように感じながら、やはり私達は全く違う人間なのだと境界線を感じながら、それぞれの人生の空間を行き来して、旅するようにして撮影した写真群の展示です。

佐藤麻優子 Mayuko Sato
専門学校桑沢デザイン研究所中退。第14回写真「1_WALL」グランプリ。個展「ようかいよくまみれ」ガーディアン・ガーデン/東京、個展「ようかいよくまみれ」excube/大阪、「代官山フォトフェア2017」代官山ヒルサイドテラス/東京、個展「生きる女」VACANT/東京、
グループ展「dix vol.3」QUIET NOISE arts and break/東京、個展「繋がってください」KKAG gallery/東京、グループ展「Culture Centre in flotsam books」flotsambooks/東京。

染井冴香
2021年3月に15年過ごした家がなくなり、自分の周りにあった環境について以前より考えるようになりました。
育った家やその中の空気や温度、形、それの流れの中にいた人々、木々、母と最後に過ごしたリビング。昔行った海岸、もう多分会わない同級生、私の憧れた色や形。メモをするように撮りました。

染井冴香 Saeka Somei
武蔵野美術大学映像学科メディアアート専攻卒業。第13回写真「1_WALL」ファイナリスト。「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2016」光田由里賞、「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2017」準グランプリ。POST/PHOTOGRAPHY 2020(アートビートパブリッシャーズ)掲載。

おすすめの記事